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INTERVIEW

先輩社員インタビュー

調査部 遠藤裕基

「地域」×「雇用」を切り口に、
今までなかった新しい情報・価値を提供。

調査部 遠藤裕基

INTERVIEW 04

社会が求める情報の提供をしたい。

大学で労働経済学に興味を持ち、もっと追究したいと大学院へ進学。私が特に注力したテーマは「雇用」。「雇用」については今まで様々な分析がなされてきましたが、地域という切り口での分析はそれほど多いわけではないので、地域に着目すれば新しい発見があると考え研究を進めてきました。「神奈川」は、全国との比較で言うと、働き手となる生産年齢人口が増えていたり、東部と西部で産業構造などに違いがあったりと、非常にユニークな地域です。日本全体の分析で当たり前のように理解されていることでも、こうしたユニークな地域性を考慮すると、また違った見え方をすることがあります。
「地域」×「雇用」を仕事のテーマにしたいと、シンクタンク中心に企業研究を行い、地域の分析を行っている当社と出会いました。社会の情報ニーズに、自分がどれだけ応えられるのか、チャレンジしてみたいという気持ちもありました。

早くから自分の名前で仕事ができる。

入社1年目は、エコノミストになるための訓練として、全国と地域の経済分析、景気分析を担当。その後は外部機関に出向し、経済分析、景気予測の手法を本格的に学びました。出向から戻ったタイミングで、アベノミクスがスタート。自身の景気分析をメディアで取り上げてもらう機会があり、自信につながりました。若いうちから自分の名前で仕事ができるのは当社の魅力。印象的だったのは「新卒採用の2021年問題」に関する調査レポート。2021年より前は、少子化が進んでいたものの、大学進学率は上がっており、大卒者は増えていました。ところが2021年から大卒で就職する22歳人口が減り、2020年代には新卒の採用が難しくなっていくため、企業は対応を迫られるという調査レポートを作成しました。この内容を多くのメディアに取り上げてもらい、テレビの取材も受けました。自分が発信した情報を多くの人に読まれたことがとても嬉しかったです。
調査部 遠藤裕基

地域のリアルがみえる情報を提供。

地域を切り口にすると新しい事実が見えてきます。例えば、女性の労働参加。全国的には女性の労働参加が進んできましたが、実際に調べてみると、神奈川では全国平均と比べて女性の労働参加率が低い。その背景には夫の長時間労働(夫が長く働くために、妻が短い時間しか働けない)などがあるということが分かりました。また、南関東では、団塊の世代が相対的に多く、彼ら/彼女らが介護を必要とするようになると、その子供達である団塊ジュニア世代が突然、介護離職に陥る可能性があります。神奈川県の企業は、こうしたリスクに晒されやすいため、しっかりと備えなければならないということをレポートで解説しました。「地域」という切り口で、まだ世の中で知られていない情報・価値を提供できるのは、研究者として大きな醍醐味です。

人を大切にしてくれる会社。

研究をする環境としては、当社はすごく恵まれています。思考方法や、分析手法、レポートの書き方について、丁寧に指導してくれますし、外部機関への出向など社員の能力を伸ばすことにも前向きです。また、若い段階から自分の名前で仕事するチャンスも多い。自分が考えた通りに情報発信できることは、大きなやりがいとなります。情報発信を積極的にしたい方には、いい環境です。さらに、仕事面だけでなくプライベート面のサポートも手厚く、私は2022年に、3カ月間、育児休業を取得しました。会社としても取得をサポートしてくれて、人を大切にしてくれる企業だと感じています。

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