景気観測 : 景気観測(欧州)2024年5月 サービス業主導で景気は持ち直し
- 要約
- ・2024年1〜3月期のユーロ圏の実質GDPは前期比+0.3%となり、3期ぶりにプラスに転換。
・サービス業の回復により、4月の総合PMIは51.7と、2か月連続で節目の50を上回った。
・4月の消費者物価指数は前月と同じ上昇率となったものの、コア指数は上昇率が鈍化。
・ECBは4月の政策理事会で政策金利を据え置いた。金利据え置きは5会合連続。
・政策理事会後のラガルド総裁の発言やコア消費者物価上昇率の鈍化を受け、金融市場では次回6月のECB会合で利下げが実施されるとの観測が強まった。