景気観測 : 景気観測(米国)2024年12月 10月の実質個人消費が6か月連続で増加するなど、米国景気は引き続き底堅く推移
- 要約
- ・11月のISM景況指数は製造業で前月から上昇した。一方、非製造業では低下し、サービス業の景況感の改善度合いがやや弱まっていることが示唆された。
・11月の非農業部門雇用者数は前月比22.7万人の増加と、10月(同3.6万人増)から伸びが大幅に拡大した。一方、11月の失業率は4.2%と10月に比べてやや上昇(悪化)した。
・10月の実質個人消費は前月比+0.1%と9月から減速したものの、6か月連続で増加した。
・FRBは11月のFOMCで0.25%の利下げを決定した。パウエル議長は会見で、今後の経済データ次第で利下げペースを決める姿勢を強調した。金利先物市場では、FRBが次回12月17日〜18日のFOMCで0.25%の追加利下げを決定することをほぼ織り込んでいる。