景気観測 : 景気観測(米国)2024年10月 FRBは9月のFOMCで0.5%の大幅利下げを決定。
ただ市場では、次回11月FOMCで の利下げ幅は0.25%との見方が優勢。
- 要約
- ・9月のISM景況指数は製造業で前月から横ばいとなる一方、非製造業では大幅に上昇し、サービス業と製造業との業況の乖離が鮮明となった。
・9月の非農業部門雇用者数は前月比25.4万人の増加と、8月の増加数を大幅に上回り、過去6か月で最大の伸びとなった。また、9月の失業率は8月に比べ低下(改善)した。
・8月の実質個人消費は前月から伸びが鈍化したものの、4か月連続で増加し、個人消費の底堅さを示した。
・FRBは9月のFOMCで0.5%の大幅利下げを決定した。パウエル議長は会見で、今後の利下げのペースについて「会議ごとに判断していく」と述べた。9月の米雇用統計などを受けて、金融市場では11月のFOMCでの利下げ幅は0.25%にとどまるとの見方が強まっている。